2022年2月16日(水)

2022年2月16日(水)


『死者の中から立ち上がれ。』エペソ人への手紙5章14節(新共同訳)


意志決定のすべてが、神から発したものとは限らない。

だれかがあなたにこう言うかもしれない。
「元気を出せ。尻込みするな。やるべきことをやれ」と。
これは人にやる気を起こさせる普通の方法である。

ところが、神の御霊が私たちに臨み、「立ち上がれ」と言われる場合の意志決定は、霊感を受けたものであることに私たちは気づくのである。

若いころ、私たちはみな、たくさんの夢や憧れを持つものである。
ところが、遅かれ早かれ、それらを実現させる力が自分にはないことに気づく。
自分がしたいと望んでいることができないのである。

すると、私たちはどうしても、自分の夢や憧れは死んだも同然、と考えてしまう。
ところが、神はそんな私たちのところに来て「死者の中から立ち上がれ」と言われる。

神からの霊感をいただくと、私たちは奇跡のような力を得、「死者の中から立ち上がる」だけではなく、不可能とあきらめていたこともできるようになる。

霊的な意志決定に関して驚くべきことは、私たちが「立ち上がった」後で、いのちがやって来ることである。
神は、逆境をものともしないいのちを与えてくださるのではなく、私たちが逆境をはねのける度合いにしたがって、いのちを与えてくださるのである。

神からの霊感を受け、「死者の中から立ち上がれ」と神が言われるなら、私たちはどうにかして立ち上がらなければならない。

神が立たせてくださるわけではない。
私たちの主は、片手の萎えた人に向かって「あなたの手を伸ばしなさい」と言われた。
彼がそうするやいなや、彼の手は癒やされた。

しかし、それには彼の意志決定が必要であった。
もし、私たちに、逆境をはねのけようという意志があるなら、それは神からの霊感であると気づくはずである。

神が即座にいのちの力を与えてくださるからである。

God Bless You!!


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