2022年1月24日(月)

2022年1月24日(月)


『わたしがあなたに現れたのは、……あなたを奉仕者、また証人に任命するためである。』使徒の働き26章16節


パウロがダマスコへの途上で見た幻は、いっときの感情的な経験ではなく、パウロに対する、明確で力強い指令であった。
パウロ自身も、「私は天からの幻に背かず」と述べているとおりである。

主がパウロに言われたことを端的に言えば、「あなたの人生のすべては、わたしの権威のもとに置かれなければならない。
わたしからのものでない目的や目標があなたにあってはならない」ということであった。

主は私たちにも言っておられる。
「あなたがたがわたしを選んだのではなく、わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命しました」。

私たちが新生したとき —— 幾分かでも霊的な心があれば —— 私たちが将来どうなることをイエスが望んでおられるかという幻が、だれにもあったはずである。

覚えておくべき大切なことは、「天からの幻」に背かないこと、そして、そのような幻は達成できない、と言わないことである。

神が世を贖ってくださった、と知るだけでは十分ではない。
また、聖霊はイエスがなされたすべてのことを私に実現してくださる、と知るだけでは不十分である。
イエスとの個人的な関係という土台が、私になければならないのである。

伝えるべきメッセージや教理がパウロに与えられたわけではなかった。
むしろ、イエス・キリストとの生きた関係、個人的で、圧倒される関係の中に入れられたのである。

16節には有無を言わせない迫力がある。
「あなたを奉仕者、また証人に任命するため」と。

イエスとの個人的な関係がないとしたら、ここに書かれていることは空疎である。
パウロは、何かの大義名分にではなく、ある御方に献身したのである。

パウロのすべてはイエス・キリストのものとなった。
パウロはイエス以外に目を留めることがなく、またイエス以外のために生きることもなかった。

「なぜなら私は、あなたがたの間で、イエス・キリスト、しかも十字架につけられたキリストのほかには、何も知るまいと決心していたからです」とあるとおりである。

God Bless You!!


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