2021年1月23日(土)の手紙

2021年1月23日(土)


『イエスは、律法の専門家たちやパリサイ人たちに対して、「安息日に癒やすのは律法にかなっているでしょうか、いないでしょうか」と言われた。』ルカの福音書14章3節


ノルウェーの探検家ナンセン(1861〜1930)は、1888年グリーランドを横断し、1893年から1895年にかけては北極圏探検をしました。

そのとき、海底の深さを測ろうとして、十分海底に届くであろうと思われたロープを準備しました。
重りをつけて水の中におろしていきましたが、ロープは海底に届きませんでした。

彼はこうノートに書きました。
「海はこのロープよりも深い。」

次の日、測量を再開し、前日より長いロープを使いました。
しかし、前日と同じように海底に届きませんでした。

「海はこのロープよりもさらに深い。」
彼はノートにこのように記しました。

ロープを次々とたしていきましたが、やはり海底まで届きませんでした。
「海はこのロープよりもなお深い。」と書きました。

彼はついに測量をあきらめて、海の深さを知ることができないまま去っていきました。

ナンセンは、このことを通して神の愛の深さを教えられました。
「これは神さまの愛と同じだ。神さまの愛はこのように無限なのだ。」

彼はのちに政治家となり、第一次世界大戦(1914〜1918)が終結すると、国際連盟の高等弁務官となって相互の捕虜交換に尽力しました。
また、ロシアの飢僅を救うことにも大きな貢献をしました。

このような働きによって、ナンセンは1923年にノーベル平和賞を受けました。

God Bless You!!


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