2021年1月16日(土)の手紙

2021年1月16日(土)


『偽善者たちよ。あなたがたは地と空の様子を見分けることを知っていながら、どうして今の時代を見分けようとしないのですか。』ルカの福音書12章56節


韓国のタミ宣教会は、ソウルに本部があって、世界中に250カ所の支部を作って活動していたキリスト教の異端です。

彼らは「1992年10月28日の夜12時に世界は終末を迎え、イエスによって選ばれた宣教会の者だけが永遠の世に行ける」と終末思想をあおって街頭で熱心に布教しました。

「終末」の日が近つづくと、教会で集団生活をするために、信者の多くは学校や会社をやめたり、家出や離婚をしたりしました。
また、財産のすべてを処分して、教会にささげた信者もいます。

このようなことは、大きな社会問題となりました。

さて、いよいよ10月28日がやって来ました。
夜の12時になりましたが何も起こりません。
予言がはずれてしまったので、信者たちは失望してしまいました。

11月2日、タミ宣教会は主要な新聞に謝罪広告を載せました。
「キリスト教界と国民にささげる声明」と題して、「聖書をまちがって解釈した。今後はいつか再び来られる主を静かに待つ」という内容でした。

そして、教会は解散しました。

彼らはなぜ、このような間違いをおかしたのでしょうか。
それは、聖書が禁止している終末の時を勝手に定めてしまったところにあります。
彼らは、聖書に啓示された神の計画を無視してしまいました。
その結果、神の視点から時代を読むことができなくなってしまったのです。


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