2020年9月7日(月)の手紙

2020年9月7日(月)


『しかし、だれでも神のことばを守っているなら、その人のうちには神の愛が確かに全うされているのです。それによって、自分が神のうちにいることが分かります。』ヨハネの手紙第一2章3節


神が愛を全うするよう命じておられるのは、そうした命令が私たちの能力をはるかに超えていることに気づかなかったからではない。
それによって私たちが自分の弱さを思い起こし、必死に追い求めるべき義の報償を自分の前に置きつづけることを望まれたからだ。

このように人に不可能なことを要求するのは、その人を罪に投げ込むことが目的ではなく、謙虚にさせて「すべての口がふさがれて」、すべての被造物がキリストに服従するためである。

「肉なる者はだれも、律法を行うことによっては義と認められない」からである。

したがって、私たちがこの命令を耳にして、その要求を満たすことができないと感じるときに取る道はただ一つ、天に向かって叫ぶことだ。

そうすれば、私たちの恵み深い父が慈悲をもって見下ろし、必要な力を与えてくださる。

クレルボーのベルナルドゥス


人々のたましいはキリストの愛を待ち望んでいます。
私たちはそのことについて語り、「あなたを愛していますよ!」と言いますが、そうした愛のなんと冷たく、現実から遠く離れていることでしょう。

私たちに必要なのは、知らず知らずのうちにほかの人のためにわが身を使う愛なのです。
この世はそうした愛を求めています。

私たちは香油を入れた雪花石膏の箱のようなものです。
その箱は、壊さなければならないのです。

ジェシー・ペン=ルイス


キリスト者たちは、知り合う前からでさえ、互いに愛し合っている。

ケルスス


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