2020年7月5日(日)の手紙

2020年7月5日(日)


『私を強くしてくださる方によって、私はどんなことでもできるのです。』ピリピ人への手紙4章13節


キリスト・イエスのうちに、信仰者はあらゆることのための力を見出す。

キリストがその人とすべての弱さの間にいてくださるので、「私を強くしてくださる方によって、私はどんなことでもできる」と言えるのだ。

パウロが肉体のとげに直面し、それを自分「から去らせてくださるようにと、三度、主に願った」とき、彼は、主の恵みは、彼に十分であ、主の力は弱さのうちに完全に現れるから」というあの偉大な教訓を学んだ。

ここで注目すべきは、主の力が単に現されるのではなく、「完全に現れる」ことである。
神がパウロに、「わたしは、あなたの弱さのうちにわたしの力を啓示する」と言われたとしてもそれは大きな安心となったことだろう。

しかし、それよりもはるかによいことに、人の弱さのうちにのみ、神は御力の完全さを現すことができるのだ。

私たちが弱くて、自分の弱さを感じていればいるほど、神はご自身の強さを現すことができる。
自分について完全に希望と助けを失って、自分自身を無条件に神に明け渡すとき、初めて神ご自身の恵みの栄光が100パーセント完全に現される。

全能の力が働く領域には、無力が必要なのである。

アーサー・T・ピアソン


私に欠けがあることを、私は弱点だとは考えない。
このおかげで神が満たしてくださるという聖なる純真な思いに導かれるからである。

ハンドリー・モウル


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