2020年6月16日(火)の手紙

2020年6月16日(火)


『あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からではなく朽ちない種からであり、生きた、いつまでも残る、神のことばによるのです。』ペテロの手紙第一1章23節


さあ、わが友よ、キリストへの接ぎ木の話をしよう。
キリストによって形造られ、新しく創造されたもの、主の内に生き、住まうもの、そしてキリストによって成長し、完全な実を結ぶものの話だ。

ああ、これらのすべてを、あなたが経験することができるように。

いのちを… いのちの芽生えを知り、いのちにまとわりついてよきものにみせかけ、いのちと混ざろうとするすべての邪悪なるものをいのちの内部から切り離し、あなたの中でほかの何ものでもないいのちだけが完全に生きるために訪れることを待ち望み、経験できるように。

そして身を低くし、ちっぽけなものとなり、ほとんど何も知らないように。
神のために信じ、行動し、苦しむための力はいっさい知らないが、それでもそのような力は、あふれ出る恵みと善と主イエスのいのちによってあなたに与えられているのである。

なぜなら、恵みは心の中の霊的なもの、神によって心に蒔かれて芽を出した聖なる種だからだ。

人は恵みについての概念はわかっているのに、その実体はわかっていないのである。
恵みの概念については気にかけないで、その実体を感じよう。

あなたの心が主によってさらに耕されていることを知ろう。
そうすれば主の恵みの種があなたの内でさらに成長し、あなたは日々自分の心が、さらに大切に囲われて水を与えられ、剪定されて、主に喜ばれる庭となっていくことを感じられるだろう。

アイザック・ペニントン


あなたは大いなる者となりたいと望むか。
では、ちっぽけな者となることから始めよ。

あなたは高くそびえたつ巨大な建物を建てたいと願うか。
では最初に、謙虚さという土台について熟考せよ。

あなたの建物が高くなればなるほど、その土台は深くあらねばならないからだ。

アウグスティヌス


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