2020年5月6日(水)の手紙

2020年5月6日(水)


『正しい人の進む道は、あけぼのの光のようだ。いよいよ輝きを増して真昼となる。』箴言4章18節


神はご自身をあなたに与え、あなたの朽ちつつある本性のまさに中心に、不死の存在の種を植えつけてくださる。
それは神ご自身が不死の存在であるのと同じように、四肢から疲れをふるい落とし、決して消滅せず、尽きることがない。

生来の命は生きることによって死を迎えるが、私たちのすべてがもつことのできる恵みのいのちは、生きることによって生き、それによって永遠に生きる。
だから、そのいのちは朽ちる傾向やその存在の期限もまったくなく、ずっと継続し、進歩しつづけるのである。

あなた方の誰もが、生物としての力の避けられない減退や、起こり得る確実な変化を予想して、こう言うかもしれない。

「私は、自分が現在の若い力や、はつらつとした若々しさや、回復力や自信や驚き、希望を過去に置いていかなければならないことは知っている。
けれど私は、私の主キリストを抱いていく。
主によって私は、不滅の若さの奥義を手に入れるのだ」。

もっとも老いた人は、もっとも天国に近く、若返る。
キリストと深くつながって長く生きれば生きるほど、強く成長していく。

私たちの人生は、クリスチャンであろうとなかろうと、死ぬべき運命という共通の法則に必ず従わなければならないにもかかわらず、最初の段階において保つ価値のあるものをすべて最後の段階まで維持することができる。

そして私たちが自髪になり、墓に入るのが近くなっても、依然として情熱やエネルギーをもちつづけ、そして何よりも長らく忘れていたおのれの青春の喜びと活力を生み出していた無限の希望をもちつづけることができるのだ。

再び、あなたは走る力をもつことができる。
すなわち、人生において短いが特別な努力を要する大きな危機があったとしても、あなたを待っている力があるということだ。

そうした危機は、あなた方の誰に対しても、悲しみや仕事、困難や激しい葛藤の形でやってくる。
一瞬の問題なのに、何年もひきずりそうだと感じる瞬間が、予告なしにあなたに訪れることがあるだろう。

自分の力をすべて結集しなければならない大変な課題が突然、あなたの前に崩れ落ちてくる。
そうした場合に備える方法はただ一つしかない。
それは主に仕え、キリストのそばで、あなたの心の内におられる主とともに生きることだ。
そうすればあなたにとって大きすぎることは、何もやってこない。

どれほど道が険しくとも、その戦いがどれほど過酷でも、ペースがどれほど速くても、あなたはそれを維持することができる。
たとえ肺があえぎ、心臓が激しく動悸を打ち、目がかすみ、筋肉がわなないても、あなたが主に仕えているなら、「走っても力衰えず」、あなたは危機を克服するだろう。

アレクサンダー・マクラレン


すべての逆境や望みもしない影響の上には、神がおられる。
そして私たちの力への道は、忍耐に完全な働きをさせることだ。

…主を信頼せよ。
主は、私たちが少しも期待していないところに、働く力をもっておられるからだ。

ジョン・ダービー


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