2020年5月13日(水)の手紙

2020年5月13日(水)


『誇る者は主を誇れ。』コリント人への手紙第二10章17節


神は、キリストの磔刑以降は、この地球という惑星において、ご自分の民をご自分の住まう場所として喜んでおられる。
神はキリストという人となって地上に来られたが、神の住まう場所という観点では、キリストは一人で住まわれたのである。

「この神殿を壊してみなさい」とイエスは言った。
主こそが唯一の真の神殿だった。

しかし、主が死んでよみがえられたとき、それからどうなっただろうか。
贖いが達成されたので、今や神はご自身のご性格にふさわしく聖く義なるお方として地上に来て、その民の内に住むことがおできになるのだ。

それは新約聖書の信徒たちが、旧約聖書の信徒たちよりもりっぱな人物であったからではない。
自分自身や贖いについて知っている者なら、そうした考えは誤りであるとわかっている。
人間の性質は神の前には何の価値もないことを知っているのだ。

神の御前においては、生まれながらの人間はまったく問題にならず、「誇る者は、主を誇れ」ということを知っているのである。

だが、これがすべてではない。
誇るべき主がおられるというだけではなく、今やキリストの血によりキリストにあって、私たちは実際に贖われているのである。

神はそのひとり子の尊い血をどのように評価しておられるだろうか。
信仰によってその血が注がれた者たち、すなわちその「血によってきよめられた」者たちについて、どのように感じておられるだろうか。

こんなふうに言ってはおられないだろうか。
「わたしは今や来て、彼らの真ん中にわたしの場を定める」と。
まさにこれは、教会の大切な特徴の一つなのである。

ウィリアム・ケリー


不安を抱え、心穏やかではいられないクリスチャンは実に多い。
実に多くのクリスチャンが動揺している。
主の庇護の下にいるという知識によって生きていないからだ。
だからキリストとともに歩む力がない。

なぜあなたには、キリストとともに歩み奉仕する力がそんなにもないのか。
それはあなたが、まだはっきりわかっていないからだ。

主があなたのことを大切にしてくださっていることを、いつもあなたのことを見守っていてくださることを、主がその守りと慈しみの力強い「羽であなたをおおい」、あなたのまわりの地面を払い清めてくださることを。

あなたが聡くさえあれば、「あなたは、その翼の下に身を避け」、柔らかな羽毛に抱かれるのである。

J・B・ストーニー


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