2020年4月30日(木)の手紙

2020年4月30日(木)


『しかし、ペテロと使徒たちは答えた。「人に従うより、神に従うべきです」・・・』使徒の働き5章29節


聖霊は、あなたが神のための奉仕を行うように導いてこられただろうか。
あなたがそのことを強く認識し、そのことについて祈るにつれて、それはあなたの心にもっと深く、もっと消すことのできないものとなってきたのではないか。

あなたがそのイメージに従って実行するようになるにつれて、あなたのたましいに深く確かな平安が訪れてきたのではないか。
もしそうであれば、それは疑いもなく聖霊の導きである。

あなたは、あなたの人生を完全に聖霊に明け渡してきただろうか。
自分の心を知るにつれて、あなた自身を完全に神に明け渡してきただろうか。

あなたの人生において、すべてのことを聖霊のみこころと働きにゆだねきることが自分の確固たる意志となった、という境地に達したときがあっただろうか。

ある宣教師はこう述べている。
「そうやってすべてを明け渡すことはたやすいことではないし、私たちがしばしば思いこんでいるように完全なものでもないのです」。

それでも、もしもあなたがすでに自分の心の中であなたがどこに行きたいかを決めているなら、神があなたを神の選ばれた場所に導いてくださると期待するのは正しいことだろうか。

もしもあなたが本当に神の導きを求めているならば、あなた自身を神の御手にゆだね、たとえどこに導かれるにしても神の指示に喜んで従えるように備えなければならない。

あなたの計画には、利己的な野望が、ほかのクリスチャンたちに認められ賞賛されたいという欲望が入りこんでいないだろうか。
だが人よりも神に喜んでいただくほうがさらにいいし、限りない満足を与えてくれるのである。

G・クリスチャン・ワイス


南アフリカのある団体が、かつてデービッド・リビングストン宣教師に次のような手紙を送ったそうです。

「貴殿のおられる場所に行けるよい道は見つかっておりますでしょうか。
まだであれば、貴殿のもとに行って仕事を共にするための人材を、どのようにして派遣すればよいかをお教えいただきたい」。

リビングストンは返事を出した。
「これまでただの一人も来たことがない状況で、他の人々が私の仕事に加わることについてお訊ねになられても、どういうおつもりなのかわかりかねます。

もしもよい道があると知った場合にのみやってくるという人たちであれば、来てほしいとは思いません。
道がまったくない状態でも来てくれる人材を、私は求めているのです!」

『世界征服』


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