2020年2月15日(土)
『いのちを与えるのは御霊です。肉は何の益ももたらしません。わたしがあなたがたに話してきたことばは、霊であり、またいのちです。』ヨハネの福音書6章63節
たましいがどのような状態にあるかを考えることがどれほど効果があるか、わかっている人は、ほとんどいません。
実のところ、たましいの置かれている状態は、たましいにとって食物であり、たましいが力と健康と美を引き出す物質なのです。
もしくはその状態によっては、たましいが弱く不健康になり、いびつになってしまうこともあるかもしれません。
私たちが考えることによって、私たちは養われます。
もしも卑しく汚れた思いを抱くことがあれば、私たちは汚れた不適切な食物を食べることになり、自分の身体に病をもたらすことになります。
自分自身のことを考える人は、自分自身によって養われ、その量はどれだけ自分のことを考えるかに比例します。
その人は、ついには自我でふくれるだけふくらみ、虚栄心やうぬぼれという恐ろしい病気で苦しむようになるかもしれません。
一方、もしもキリストのことを思うなら、私たちはキリストによって養われるのです。
私たちは自分のたましいを主への信仰で満たすことによって、主の血と肉をいただくのです。
ユダヤ人たちはこう問いました。
「この人は、どうやって自分の肉を、私たちに与えて食べさせることができるのか」。
実に多くの人々が、今日でも同じ問いを投げかけています。
自らのたましいをキリストを信じる思いで満たしている者にとっては、答えは明らかです。
彼らはキリストに養われていることを実際にわかって、喜びに心躍らせるのです。
イエスは次のように言って、このことを確証されました。
「いのちを与えるのは御霊です。肉は何の益ももたらしません。
わたしがあなたがたに話してきたことばは、霊であり、またいのちです」。
イエスは、主を常食とすることは主のことばを受け入れ、信じることであり、彼らが食べるのは文字どおりの主の肉ではなく、彼らに話したことばであり、彼らに教えた真実であることを理解するように、そうおっしゃったのです。
ハンナ・ホワイトール・スミス
キリストを常食として、あなたの人生を生きていくがいい。
あなたの内におられるキリストがあなたの人生を生き、貧しき者を助け、真実のみを語り、戦いに挑んで、「栄冠を得る」のである。
フィリップス・ブルックス
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