2019年5月30日(木)の手紙

2019年5月30日(木)


『あなたは徒歩の者と競走して疲れるのに、どうして馬と走り競うことができるだろうか。』エレミヤ書12章5節


スパルタの青年たちが厳しい訓練を受けて戦いに備えたように、神のしもべたちも霊的歩みの早い段階で、神が与えてくださる試練によって信仰の戦いのために鍛えられなければなりません。

だれであれ戦場に赴く場合には、仲間の歩兵たちと一緒に走らなければなりません。
そうしないと、馬で先頭を進んで行く上官たちについて行くことは決してできません。

またどんな人も水に投げ込まれなければ、泳ぎを身につけることはできません。
弾丸が風を切る音に慣れなければ、優秀な射手になることはできないのです。

庭師は、花が常に温室に置かれ、温かい温度の中で育てられると、その花が外で育つことができないことを自然に習い覚えます。
ですから、庭師は初めからあまり高い温度の中に花を置くことはありません。
徐々に花を寒気にさらし、ついには外気でも育つことができるようにするのです。

賢明な神は、その民を温室に置いたままにはなさいません。
慎重にご自分の民に試練を与えます。
その結果、彼らは試練に襲われた場合にどう対処すべきかがわかるようになるのです。

あなたが自分の子どもを駄目にしたいのであれば、決して苦しいめに遭わせてはなりません。
自分の子どもたちに有用な者になってほしくないなら、あらゆる種類の労苦から遠ざけ、苦労を経験させてはなりません。

子どもたちが罰を受けることがあれば、なりふり構わず彼らを優しく扱いなさい。
どんな願いもかなえてやりなさい。
失望を味わうことのないように対策を講じ、困難を与えないようにしなさい。

そうすれば間違いなく、親であるあなたに失望を与える子どもたちに育つことでしょう。

ですから、子どもたちを何らかの職業に就かせたければ、むしろ困難なことを経験させておきなさい。
そして、故意に危険な目に遭わせなさい。
そうすることによって、あなたは子どもたちを本当の意味で成長させ、真の人生の歩みへと備えさせることになります。

主は、子どもたちがひとりで歩まなければならなくなったとき、彼らをゆりかごの中に置くことはありません。
彼らが走り始めるとき、主が常に手を差し伸べるとは限らないのです。
主は彼らをつまずかせ、かえってその膝をすりむかせます。

その結果、子どもたちは慎重に歩み、信仰によって与えられた力を有効に用いて真っすぐに立つことを学ぶようになるのです。

God Bless You!!


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