2019年12月10日(火)の手紙

2019年12月10日(火)


『その栄光と栄誉を通して、尊く大いなる約束が私たちに与えられています。それは、その約束によってあなたがたが、欲望がもたらすこの世の腐敗を免れ、神のご性質にあずかる者となるためです。』ペテロの手紙第二1章4節


神の民が経験する一つ一つの試練に対して、非常に有益、かつ尊い援助の約束が与えられています。
ところが、キリスト者であっても、神の御言葉の中に神がすでに明確に答えを与えておられるのに、ことさらに心を煩わし、その答えとその実現を今か今かと待ち望んでいることがあります。

この姿はあたかもあなたがただ手を差し出し、手に取りさえすれば、すぐ近くに貯蔵されているたくさんの食料品を取り出せるにもかかわらず、まるで暗闇の中の台所に閉じこもり、餓死寸前の状態で潜んでいる人によく似てはいませんか。

神の子たちよ、 聖書をよく読みさえすれば、主なるキリストが約束の食料貯蔵庫を速やかに開けてくださることがわかるはずです。
時には、必要な食料品が他の人の働きによって与えられることがあります。
神よりの祝福を受け、他の信徒も同様の経験をしていることを知らされることは大きな慰めです。

多くの隣人が私たちの益のために与えられ、備えられています。
羊の群れの足跡を目にすれば、羊飼いの導きを受けていることがわかります。

あなたがもし過酷な苦難の中に閉じ込められているのであれば、詩篇88篇のダビデの祈りを読んでください。
だれがこれまでダビデのように神から見離され、すべての希望を失うばかりになったことがあったでしょうか。
ダビデ以上に聡明な人はいませんでした。

もしあなたが今失望を覚えているなら、ヨブ記全体を読んでください。
ヨブのある部分の考えは、ひどい的外れでした。
しかし、考えられないほどの逆境の中にあったとはいえ、だれがヨブの救いと贖いを疑うことができるでしょうか。
今では、信仰によって世に勝利した偉大な信仰の人として名が残されています。

ヒゼキヤ王の嘆きに、あるいはエレミヤの嘆きに目を留めてください。
これらの一つ一つのどれかに、自分自身の経験を重ね合わせることができるはずです。

もしあなたの間題が内的、信仰的な葛藤であれば、ローマ人への手紙7章15節から24節までを読んでください。

パウロはここで見事な逆説を用いて「私には、自分のしていることが分かりません。
自分がしたいと願うことはせずに、むしろ自分が憎んでいることを行っているからです。
…私が自分でしたくないことをしているなら、…私は本当にみじめな人間です。
だれがこの死のからだから、私を救い出してくれるのでしょうか」と告白しています。

元気を出してください。
他の人の経験と神の御言葉の中に充満している多くの約束が、日々あなたに新たな活力を与えることでしょう。

God Bless You!!


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