2019年11月15日(金)の手紙

2019年11月15日(金)


『私の兄弟たち。様々な試練にあうときはいつでも、この上もない喜びと思いなさい。』ヤコブの手紙1章2節


さまざまな試練によって生み出される価値ある徳について考えてください。
その一つは、忍耐という徳です!

忍耐は必要とされるときまでは、その人の内に存在するようには思えません。
しかし、実は試練を経験した人の心の内にはたくさんの忍耐が蓄えられているのです。
忍耐できる力を本当の意味でもっている人は、多くの試みを受けた人たちです。

神の恵みからどのような種類の忍耐を手に入れることができるでーしょうか。
試練を神からのものとして受け入れることのできる力の源は忍耐です。

静かな服従が即座に与えられることはありません。
しばしば、長い期間にわたる肉体の痛み、精神的落ち込み、仕事上での失望、周囲の多くの人たちの死が私たちの魂を主の意志への深い服従へと導きます。

よく泣く子は乳離れするのも早いと言われます。
父から多くの訓練を受けた息子は、父の意志に従順に従う者にされるのです。

徐々に、私たちは神と争うのをやめることを学び、そして、神と私たちとの間には二つの意志ではなく、一つの意志しか存在しなくなります。
そして、神の意志が私たちの意志となるのです。

信徒のみなさん。
もしあなたの受けた試練がこのような結果となっているなら、そのとき、あなたは真実の意味で勝利者となり、そのことをこの上もない喜びと思えるようになるはずです。

忍耐はあらゆる冷遇、中傷、侮辱を怒ることなく耐えることを可能にする力の源です。
このようなことを経験するときには忍耐深く耐えなさい。
主イエスのように口を開いて答えず、大声をあげて言い返すこともせず、むしろ、呪いの代わりに祝福を与えなさい。

それはまるで白檀のようなものです。
白檀は自分を切る非情な斧に、豊かで芳醇な香りを移すからです。

「愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。
愛は自慢せず、高慢になりません。
礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、苛立たず、人がした悪を心に留めず、不正を喜ばずに、真理を喜びます。

すべてを耐え、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを忍びます。
愛は決して絶えることがありません。
預言ならすたれます。異言ならやみます。知識ならすたれます」。

この御言葉は、忍耐に関する最も優れた教えのひとつです。
もし試練を受けるとき、神の恵みがあなたの心の中でこのように働くなら、あなたは主イエスと同じような品性を作り上げるうえで確かな力を手に入れることになるのです。

God Bless You!!


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