2018年8月7日(火)の手紙

2018年8月7日(火)


『わが子よ。罪人たちがあなたを惑わしても、彼らに従ってはならない。』箴言1章10節


「罪人たち、と決めつけるのは、頑固な年寄りが愉快な喜劇を攻撃して楽しみを台なしにするようなものだ」。

きょうのみことばを読んだある人が、そう言いました。
同じ思いの人々が多いのではないでしょうか。

なんという大きな誤解でしょう。
ソロモンが箴言でどんな人を「罪人」と呼んだかは明白です。
それは良心の歯止めのきかない人。
何の思いやりもなく、暴虐と狡猾の道を歩む人です。

このようなタイプには、人受けのよさという一面があります。
彼らには成功者が多いのです。
そして、このタイプの完璧な「悪漢」が、イエスの再臨直前の世界を征服する反キリストです。

ヨハネは、黙示録に記すとおり、反キリストを見て、思わずとりこになってしまいます。
が、その時に、ひとりの御使いが彼に触り、「驚いてはならない。良心を持たないこれらの成功者に心奪われてはならない」と警告しました。

きょうのみことばも、それと同じことを語っています。
私たちには常に、人間の奴隷となる危険が潜んでいるのです。
世の大物に惹かれるだけではありません。
私たちが無思慮に傾倒する相手が、友人や異性だということもあります。

聖書は「人間の奴隷となってはいけません」と警告しています。

しかし聖書はまた、全く別の「誘惑」を教えます。
神の御子イエスはエルサレムに向かって言われました。
「わたしは、めんどりがひなを翼の下に集めるように、あなたの子らを幾たび集めようとしたことか」。

あなたはこの「誘惑」をすでに聞いたことがあるでしょうか。
「地の果てのすべての者よ。
わたしを仰ぎ見て救われよ」。

主イエスはそう叫んでおられます。
これはいのちへの「誘惑」です。

主よ。
私たちの耳を開き、御声を聞かせてください。アーメン

God Bless You!!


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