2018年8月16日(木)の手紙

2018年8月16日(木)


『主の名は堅固なやぐら。正しい者はその中に走って行って安全である。』箴言18章10節


これは心に刻むべきみことばです。
そして、その意味をよく理解するまでは、気を抜いてはなりません。

この古いみことばの特異な点は、現代人の心を言い当てていることです。
それは、私たちの受ける脅威を語っているのです。

かつて人間は軽快な楽観主義の時代を過ごしました。
「世界は良くなる」という考えに酔っていたのです。
以来どれほどの時が流れたことでしょうか。

今や哲学者、詩人、政治家は、絶えず脅威を口にします。
そして人はみな、いつふりかかるともしれない災いを恐れつつ生きているのです。
貨幣価値の下落、核戦争、病気、環境破壊、などなどです。

軽薄でなければ気がつくことですが、私たちを脅かすのは事件や人間だけではなく、その奥に潜む、不気味な闇の力です。

裕福なスイスでは、ほぼ八~十時間にひとりの割合で自殺するそうです。
私たちを捕らえて放さないサタンの拳の脅威を、感じない人がいるでしょうか。

さてなおも悪いことに、私たちは何よりも神に脅かされているのです。
そうです、神に、です。

多くの人々は、信じられないという顔をするでしょう。
が、エジプト人を紅海で溺れさせたのはだれですか。
神です。

私たちは改めて聖書を開き、神がいかに諸国民を、また、諸文化圏を死滅させうるお方であるかを、読む必要があります。

そうです。
イエスご自身が警告なさっています。
「たましいもからだも、ともにゲへナで滅ぼすことのできる方を恐れなさい」。

私たち人間の直観は正しいのです。
確かに私たちは脅かされています。
自分で思う以上に、それはそうです。

とすれば、私たちがすべての恐れを捨てることのできる、確固不動の平安の場、それを教えるきょうのみことばは、果てしなく重要です。
「主の名は堅固なやぐら」。

主よ。
あなたに憩うまでは、私たちをさらに不安な者としてください。アーメン

God Bless You!!


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