2018年8月12日(日)の手紙

2018年8月12日(日)


『怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は町を攻め取る者にまさる。』箴言16章32節


強大なソロモン王がこんなことを書くとは不思議に思われるでしょう。
大抵の場合、世の強者は力を誇るからです。

プロイセン国王フリードリヒ・ヴィルヘルム一世(在位1713-40)は、彼の「巨人近衛隊」がお気に入りであったし、英国のクロムウェル(護国卿1653-59)は「鉄騎隊」が、ドイツのヒトラー(独裁1933-45)はSS (ナチス親衛隊)が自慢でした。

ところが今、ひとりの王がこう言います。
「怒りをおそくする者は勇士にまさる」。
それは、彼が自分で考えたのではなく、聖霊に教えられたのです。

そうです。
いかなる人もこのような知恵を思いつくことはありません。
それは私たちの肉の性質に反するからです。

肉の性質は言います。
「どうして、されるがままの、おとなしい羊でなければならないのか。
それが、はっきりと物を言う勇士にまさると言うのか」。

神のことばは答えます。
「そのとおりです。考えて見なさい。
神の御子、主イエスは『ほふり場に引かれて行く』小羊のようであった。
それでも主は明らかに、世のいかなる強者よりも強かったのです」。

ここで私たちははっきりと悟ります。
私たちの肉の性質は全く神に逆らうものです。
私たちの状態は、神の目には堕落しているのです。

作家カフカは日記に書きました。
「我々の心の奥底に、溶岩ではなく、汚物がたまっている。
…われ、悩める人なるかな」。

主イエスは、「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です」と言われました。
性急に行動する悪しき心を持つならば、私たちはすでに立派な病人です。

が、ただひとり、私たちの医者がいらっしゃいます。
救い主イエスです。

主は私たちを私たちから救い出すことができます。
短気、征服欲、それは霊的な病です。
急いでこの医者のもとに行きはしょう。

主よ。
私たちの性質をあなたとともに死なせ、ともにある新しいいのちに生かしてください。アーメン

God Bless You!!


a:142 t:1 y:0