2018年8月11日(土)の手紙

2018年8月11日(土)


『野菜を食べて愛し合うのは、肥えた牛を食べて憎み合うのにまさる。』箴言15章17節


ソロモン王は私たちに二軒の家を思い浮かべさせます。

一方は、豪華な宴会もたけなわ。
来客、ぶどう酒、肥えた牛。
もう一方は、食卓の上に野菜が一皿。

どちらが良いでしょうか。

もちろん、肥えた牛の方だと私たちは思います。
が、ソロモンは「それは違う」と言うのです。

「愛が支配するところ、聖霊が友情と親切を生み出すところ、そこだけが良いのだ」と彼は言い切ります。

つまり聖書は、「愛」を語るそのとき、主イエスのことを考えているのです。
主は私たちに愛をもたらした方であり、ご自分の聖霊を通して人の心を新しくしてくださる方です。

さて、聖書に出てくるふたつの宴会を見比べましょう。

一方はヘロデ王の宮殿で開かれた宴です。
人々は、ぶどう酒とごちそうとですっかり頭に血がのぼっています。
若いサロメの踊りは官能的でした。

「娘よ。
なんでも欲しいものを取らせるぞ」。
王が怒鳴ります。
そこで彼女は、神の人ヨハネの首を所望するのです。

凄惨というほかありません。
肥えた牛が生み出す、救われざる世の姿です。

もう一方の食事は質素そのものです。
五千人がイエスを囲んで草原に座ったのです。
イエスが、たった二匹の魚と数個のパンを、感謝しながら天の父の前に差し出されると、群衆は静まり返りました。

が、間もなく彼らは充分に食べて満腹するのです。
大きな喜び、深い安らぎのときでした。

どちらの食事が良かったでしょうか。

古い詩に歌われます。
「ああ、なんと、あなたを受け入れた家の幸い。
主イエス・キリスト、まことの友なる方よ」

主よ。
平和と愛とをお与えくださり、ありがとうございます。アーメン

God Bless You!!


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