2018年6月20日(水)
『愛は…、人のした悪を思わず…。』コリント人への第一の手紙13章4節~5節
ある夫婦が大げんかをし、ついに二人で仲裁を求めて私のところに来ました。
話の途中で、大変驚いたことには、夫のほうが手帳を取り出して読み上げ始めました。
「6月18日、彼女はこんなことをした…」。
そんな具合にずっと続くのでした。
私たちはみな、このような手帳を頭の中にしまい込んでいて、他の人々が私たちにしたことを残らず書き留めようとするのではないでしょうか。
人から受けた仕打ちに対して、恨みのこもった思いを何年も抱き続ける人に出会うと、驚かずにはいられません。
私たちは、聖なる神のいのちから、何と遠い者たちでしょうか。
主イエスの力のもとに来て、聖霊の働きの中に身を置く人は、かばんや頭の中の手帳を破り棄てます。
「愛は人のした悪を思わない」からです。
私たちの主イエスは、十字架の死の結果、私たち罪人を赦す権威を持つ方となりました。
罪の赦し。
これこそは主の最もすばらしい贈り物です。
預言者ミカはこの赦しを告げ知らせました。
「神は私たちの罪を海の深みに投げ入れて」くださるのだと。
「愛は人のした悪を思わない」とは、このことです。
神の国に入りたい人は、この救い主にならうべきですし、聖霊の支配に自分をゆだねるべきです。
それゆえ、自分たちにしかけられた悪のすべての思い出を、「海の深みに投げ入れ」ましょう。
かばんや頭に大切にしまい込んだこれらの手帳を沈めてしまうならば、私たちはどんなに自由にされることでしょうか。
主イエスよ。
このためにどうぞ私たちをお助けください。アーメン
God Bless You!!
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