2018年5月28日(月)の手紙

2018年5月28日(月)


『あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を授ける。…わたしの霊をあなたがたのうちに授け…。』エゼキエル書36章26節~27節


友人が自伝を書きました。
私はそれを読んで、彼がどのように聖霊に捕らえられて回心したかを知り、深い感銘を受けました。

高校時代の彼は無思慮な不良学生でした。
そのころ恵みの器ヴァイグレ牧師がエッセンにやって来て、学生の聖書研究を始めました。
友人はそこに招かれましたが、ぞんざいに断るのです。

ある日ヴァイグレ師は若者のための公園集会を催します。
そして最後には聖書の時間がありました。
友人はたまたまそこを自転車で通りかかり、ほんの好奇心で木の下に腰をおろして話を聞いたのです。

「諸君は聖書をご存じだろうか。
聖書には、人間は絶えずくそまじめで敬虔であれ、そうすれば天国に入れると書いてある、とでも思っているのではないか」。

「ぼくがいつも聞いてきたのは全くそれだよ」と、彼はつぶやきます。

ところがヴァイグレ師は続けて言ったのです。
「そうではない。聖書には、あなたがた、人間は邪悪だ。
しかし、わたし、神はあなたがたを新しくする、と書いてあるのだ」。

青年は心の中で叫びました。
「主よ。できるものならば、ぼくにもそのようにしてください」。

続いてヴァイグレ師は言いました。
「信仰深い、というのは好きでないだろう」。

「そうだ、そうだ」。
木の下で彼はうなずきました。

が、そのあとにこう言われるのを聞きます。
「全能の神が諸君の心に入れば、神は諸君をこっけいな聖人にはしない。
逆だ。
罪の結果として生じたゆがみから、神は諸君を自由にする。
神は諸君をみこころにかなう者にしようとお考えなのだ」。

この一言が青年の心を打ちました。
彼は、この神の聖霊に自分をゆだねました。
恵まれた生涯は、そこから始まったのでした。

主よ。
あなたの聖霊の力を私たちにお示しください。アーメン

God Bless You!!


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