2018年5月25日(金)の手紙

2018年5月25日(金)


『しかし、ほかに「彼らは甘いぶどう酒に酔っているのだ」と言ってあざける者たちもいた。』使徒行伝2章13節


五旬節の出来事をこれほど曲解した人々もいません。

聖霊に満たされた主イエスのしもべたちは、他の人々に喜びを分かたずにはいられなかったのです。
ところが、弟子たちには罵倒のことばが投げつけられます。
「彼らはぶどう酒に酔っている」。

私は今でも忘れられませんが、あるときひとりの人に福音を伝えたところ、彼は私に向かって「頭が変になったのか」怒鳴り返しました。

ののしりを受けて微笑むペテロの顔が目に浮かびます。
彼はすぐに立ち上がって説教を始めました。
こんなふうであったでしょう。

醉っている、と言われるのですか。
確かに以前は、今の皆さんと同じように、私たちも世の風潮と自分とに酔っていました。
ところが神の聖霊が心に来られたので、私たちはまさしくしらふになったのです。
聖霊は正気の民を生み出されるからです。

今、私たちははっきりと生ける神を告白できます。
この神は、「たましいもからだも、ともにゲヘナで滅ぼすことのできる方」です。
私たちには、かつての自分の、そして今の皆さんの、危険がわかります。
また、自分の真相を悟ることができます。
どこまでも悪い私たちの心、その悪さは栄光の主を十字架につけてしまったほどです。

そうです。
ついにしらふになった私たちは、ただひとつの救いが十字架で死なれた神の御子にあることを悟り、認めることができます。
主は私たちに、咎の赦し、神との和解、真のいのち、永遠の救いをくださるのです。

ペテロはそんなことを話したでしょう。
私たちも耳を傾けるべきです。
私たちもしばしば、聖霊は人を酔わせ、現実から逃避させるものだと考えがちです。
それは逆です。
聖霊は私たちをこの上もなく正気にする方です。

主よ。
私たちを夢から覚まし、現実を見させてください。アーメン

God Bless You!!


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