2018年4月13日(金)の手紙

2018年4月13日(金)


『イエスは彼女に言われた。「マリヤ。」彼女は振り向いて、ヘブル語で「ラボニ(すなわち、先生)」とイエスに言った。』ヨハネによる福音書20章16節


なんとおかしい話でしょう。
空の墓の前で、イエスのために泣いたマグダラのマリヤ。
彼女はそこで主と話すことになるのです。

が、彼女は主を庭番と間違えます。
イエスの復活の姿は、以前の外見とは違っていたのかもしれません。
しかも彼女の目は涙で曇っていたのです。

突然、その人が言います。
「マリヤ」。
彼女は振り向いて、そこに主を認めました。
声を聞いてわかったのです。

イエスの声は良い羊飼いの声です。
マリヤは、その声を知るイエスの民の一員です。

聖書には「主は語り、地を呼び寄せられた。
日の上る所から沈む所まで」と書いてあります。
羊飼いの声は全世界に響き渡っているのです。

が、世は聞こうとはしません。
けれどもマリヤは聞いたのです。

主ご自身も言われます。
「わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。
またわたしは彼らを知っています。
そして彼らはわたしについて来ます。わたしは彼らに、永遠のいのちを与えます」。

世は主の声を聞きません。
マリヤは聞きました。
弟子たちも聞きました。
そして、迫害者サウロも。

聖書は、羊飼いであるこの方の声をこう言い表します。
「彼は叫ばず、声をあげず、ちまたにその声を聞かせない」。

主の声は独特です。
私たちはそれを、耳で聞かず、心と良心とで聞き取るのです。

イエスはさらに、羊飼いの声と羊について意味深いことばを語られました。
羊は「ほかの人には決してついて行きません。
かえって、その人から逃げ出します。
その人たちの声を知らないからです」。

幾千もの魅力的なささやきが私たちを取り囲んでいます。
人々はそれらを羊飼いの声かと思うのです。
が、イエスにつく者は、これらを聞き分けるようになります。

主よ。
私たちにただ、あなたの御声だけを聞かせてください。アーメン

God Bless You!!


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