2018年3月23日(金)の手紙

2018年3月23日(金)


『まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます。』ルカによる福音書23章43節


ひとりの青年が埋葬に立ち会いました。
いま葬られつつある人の死は、さほど彼の心を動かしません。
彼は墓の傍らに無表情に立っています。
が、いよいよ棺に土のかぶさる音を聞くと、突然にひとつの思いが脳裏をかすめました
「ああ、天国に行きたいな」。

なんと子どもじみたことか、と彼は思いました。
が、それはなかなか忘れられず、やがて「これが最も大切なことなのだ」と思うようになります。

私たちは天国に行けるでしょうか。
主の傍らで十字架にかかったあの犯罪者のことは、私たちにとっても間違いなく重要です。
主イエスから天国行きを保証された人がそこにいるからです。
私たちは彼から学ばなければなりません。

ゴールまでは、ほんの四歩の距離です。
それは盗賊本人が、イエスをののしる相棒に言ったことばです。

第一歩。
「お前は神をも恐れないのか」。
すなわち、彼は神をまじめに考え、恐れました。

第二歩は、罪の告白。
「われわれは、自分のしたことの報いを受けている」。
彼は他人をではなく、自分を告訴しました。

第三歩は、神のさばきを認めること。
「報いを受けているのだからあたりまえだ」。
いつかは必ず(今であろうと、死んだ後であろうと)、私たちは神のさばきを認めなければなりません。

第四歩は、イエスに対する信仰。
「この方は、悪いことは何もしなかったのだ。
イエスさま。…私を思い出してください」。
この時、天の扉は彼に向かって開かれました。

十字架に釘付けられながらも、この男が歩んだ一歩一歩は、力強いものでした。
その歩みは、彼を滅びから御国へと向かわせたのです。

主よ。
私たちをも御国に入れてください。アーメン

God Bless You!!


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