2018年3月17日(土)の手紙

2018年3月17日(土)


『「どくろ」と呼ばれている所に来ると、そこで彼らは、イエスと犯罪人とを十字架につけた。』ルカによる福音書23章33節


主の御足を刺し通した釘は、特別に長く恐ろしいものであったことでしょう。
失われた世界への務めのために、長い道のりを歩んだ御足は、今や無力そのものです。

遠い道を歩んだ御足。
ガリラヤを発って、エルサレムの城門近く、主がよみがえらせたラザロの墓に至るまで。

不思議な道を歩んだ御足。
真夜中に「波に悩む」弟子たちのもとへと、主は湖面を踏んで進まれました。

疲れた道を歩んだ御足。
ある時、舟に乗り込むと、イエスは深い眠りにつかれます。
大しけの中でさえ眠るとは、主はよほど疲れておられたのです。

危険な道を歩んだ御足。
エルサレムに近づくとき、そこにはもう、死が待っていました。

今や、その御足が釘付けられます。
犬釘に凱歌があがる。

それは本当ですか。
いいえ。
釘付けられて、歩みを封じられたかに見えた御足が、あの犬釘に打ち勝つのです。

どんなふうにですか。
イエスは、ご自分の死の時にも、私たち迷える者のただひとつの道となられました。
「わたしが道です」。

また使徒たちは、人はみな「彼を通して神に近づく」のだと悟りました。
そしてこの道を、預言者イザヤはすでに予告して「愚か者も、これに迷い込むことはない」と言いました。

ああ、尊い十字架。
そこで大いなるみわざがなされ、そこで神の愛が勝利を得、そこで飢え渇いた罪人の心を神のふところへといざなう道が開けるのです。

主よ。
私たちはどこへ行きましょう。
あなたこそ道です。アーメン

God Bless You!!


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