2018年3月15日(木)の手紙

2018年3月15日(木)


『「どくろ」と呼ばれている所に来ると、そこで彼らは、イエスと犯罪人とを十字架につけた。』ルカによる福音書23章33節


イエスの右手を打ち抜くとは、なんという強い犬釘でしょうか。
それはとても強い御手であるのに…。

旧約聖書にすでに書かれているとおり、「その右の手は力をもって助ける」のです。
この御手はあるとき、荒れ狂う湖の上に差し伸べられました。
すると、たける大波は静まって、風はやみました。

この御手は、波間に沈もうとするペテロをつかまえました。
すると、ペテロは助けられました。

この御手は、ラザロと、ナインの若者とを、死の拳から取り戻しました。
「その右の御手… が、主に勝利をもたらしたのだ」とあるとおりです。

さて、この強い御手が、熱心な収集家にピンで留められる一羽の蝶のように、十字架に釘付けられます。

この御手の力は消えうせたのでしょうか。
忌まわしい犬釘に打ち負かされたのでしょうか。

いいえ。
これこそがゴルゴタの奇蹟です。
釘付けられたこの御手が最大の働きをするのです。
この御手はこれまでの最も重い荷物を運び去りました。
全世界の罪です。
この御手はこれまでの最高額を支払いました。
人間に対する神の請求です。
この御手は、かつてない強大な壁を打ち抜きました。
神と罪人との隔ての壁です。

これは私たちの「理解を越えた大いなる事」です。
これをはっきりと悟り、心から信じる人は、こう告白するのです。
「無力にも釘で打たれた主の御手が、神の御怒りから、平和なき状態から、咎から、そしてサタンのあらゆる縄目から、私を救い出した。
この御手は私を神のふところへと運んだ」。

それゆえ勝利は犬釘になく、私たちの贖い主、イエスの力ある御手にあります。

主よ。
私たちの霊をまっすぐにゴルゴタの奇蹟へと導いてください。アーメン

God Bless You!!


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