2018年2月25日(日)の手紙

2018年2月25日(日)


『寒かったので、しもべたちや役人たちは、炭火をおこし、そこに立って暖まっていた。ペテロも彼らといっしょに、立って暖まっていた。』ヨハネによる福音書18章18節


火は不気味であるとともに、魅力的でもありますしました。
家が焼けるのを見るのは恐ろしいけれども、引き付けられるような感覚もあります(そんなことを戦争でも経験しました)。

火の持つ二重の性格について、異教徒ギリシャ人には次のような神話があります。
「火は元来神々のものであったが、プロメテウスがそれを盗んだ。
それで、火は神聖であるとともに冒?的でもある」。

イエスの死の前夜、大祭司の邸宅の庭に燃えて人々を暖めた火にも、同じことが言えます。

火はペテロを招き寄せました。
「こちらへおいで。
心配そうな顔はやめなさい。
君たちイエス派の人たちにはコンプレックスがあるらしい。
もっと不信仰の輩に混じって気楽にやりなさい。
ここは暖かいよ。
それに最新の情報がつかめるよ」。

ペテロは近づき、そして、その火のそばで、彼の主、救い主を否定しました。
彼は人々の軽蔑の対象に、自らなり下がるのです。

この世には、このようなサタンの火がいくつも燃えています。
ペテロは後になって、堕落した人たちについてこう言いました。
「イエス・キリストを知ることによって世の汚れからのがれ、その後再びそれに巻き込まれて征服されるなら、そのような人たちの終わりの状態は、初めの状態よりももっと悪いものとなります」。

ベルリンでのある集会の後に、ひとりの青年が来て言いました。
「大都市のベルリンに就職して以来、ぼくは生きたキリスト者の交わりからそれてしまいました。
ここには魅力的な火が幾百幾千もあって、ぼくは主を否定してしまい、何もかもを失いました」。

「力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。
いのちの泉はこれからわく」。

主よ。
私たちを助け、私たちをお守りください。アーメン

God Bless You!!


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