2018年2月18日(日)の手紙

2018年2月18日(日)


『夕食の席から立ち上がって、上着を脱ぎ、手ぬぐいを取って腰にまとわれた。それから、たらいに水を入れ、弟子たちの足を洗って…。』ヨハネによる福音書13章4節~5節


なんと時間がかかったことでしょう。
弟子たちひとりひとりに順番が回ってくるのです。
しかし、それはなんと大切なことでしょうか。

現代の政治家のひとりは、「グローバルな政策」を力説します。
世界的視野に立てというのです。

イエスこそはグローバルな政策を行った方です。
主は十字架の上で、世界のために死なれました。
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された」と聖書は語り、「神は、キリストにあって、この世をご自分と和解させ…られた」と述べています。

なんと偉大なことでしょう。
それゆえに、キリスト者こそは世界大の広い視野でものを考えるべきなのです。

けれども同時に、私たちには日々の悩み、問題、誘惑などがあるのも事実です。
それで私たちは考えます。
「イエスがグローバルな方だということはわかった。
が、この毎日を考えれば、神のグローバルな配慮と、私のささやかな生活とは、何の関係もない。
まるでわが家に10トントラックを納めろというようなものだ」。

だからこそ主に足を洗っていただくことが大切です。
それは主がこう言われるようなものです。
「わたしはあなたを十把一からげには扱わない。
あなただけに仕えよう。
あなたを個人的に扱い、罪を洗いきよめよう」。

福音は世界大の事柄であるとともに、きわめて個人的なことでもあります。
聖書は確かに「神は、キリスストにあって、この世をご自分と和解させ…」と言いますが、すぐに続けて「あなたがたに願います。
神の和解を受け入れなさい」と結ぶのです。

主よ。
私にその両方を悟らせてください。
世界のためのあなたの救い。
そして私個人のためのあなたの救いを。アーメン

God Bless You!!


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