2018年12月8日(土)の手紙

2018年12月8日(土)


『見よ。あなたの王があなたのところに来られる。この方は正しい方で、救いを賜り…。』ゼカリヤ書9章9節


旧約聖書の、この降誕の約束はなんと風変わりなものでしょう。
「正しい」と「救いを賜る」。
これらの相反する二つの概念が並んで出てくるのです。
そして、まさにそれは、主イエス・キリストがどのような方であるかを表します。

「正しい方」。
殺人事件の裁判について一人のジャーナリストが言いました。
「最大の罪は人間が人間をさばくことだ」。

もっともな言い分です。
人間に正しいさばきができるというのか。
そのとおりです。

しかし今や神の御子が来られました。
この方は「正しい方」である、と聖書は言います。
そして事実この方がさばきを行われるのです。

そうです。
この方にはさばく権利があり、さばくことが可能です。

新約聖書は、イエスに近づいた人たちが自分の真相をあらわにされ、認めさせられる事件で満ちています。

主は「金持ちの青年」に対して、金があなたの神になっていると指摘されました。
私たちもそうではありませんか。

ペテロに対しては、あなたは主のことよりも自分のことを考えていると、はっきりと言われました。
私たちもそうではありませんか。

サマリヤの女は、その乱れた生活が大変に恥ずかしいものであったと悟りました。
私たちにもそう言えないでしょうか。

サウロ(パウロ)は主の光のもとで、非の打ちどころのない自分が実は人殺しであると気がついたのでした。

イエスは正しいさばき主です。
主は私たちの義を完全に打ち破られます。

それを経験する人は、おののきつつ尋ねます。
「では、どうすればよいのでしょうか。

答えは明白です。
この方、このさばき主に、答えはあるのです。
この方は同時に「救いを賜る」方だからです。

さあ、ゴルゴタへ行きましょう。
罪人である私たちを死なせ、神の前に立ち得る義人とするために、そこで主は死なれたのです。

主よ。
あなたのものとなって救われるため、私たちをお助けください。アーメン

God Bless You!!


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