2018年11月4日(日)の手紙

2018年11月4日(日)


『あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。』エペソ人への手紙2章8節


「あなたは我々よりもましな人間だと思っているのか」。
キリスト者に投げつけられた侮辱的な質問です。

彼は答えました。
「ましな人間だとは思わない。
が、我々イエスの弟子たちは、より幸せな人間です」。

さて「良い飼い」とともにいる真のキリスト者が幸福であることは、多くの人々が認めるところです。
それならばなぜ人々は、主イエス・キリストを信じないのでしょうか。

新しい心への願望、気高い信仰、聖められた生涯、高い山のような祝福。
それらに目を注ぐからです。

私は幾たびか、アイガー氷壁の、あの巨大な絶壁の前に立ったことがあります。
いったいどれほど多くの山男がこの壁に挑んでいのちを落としたことだろうか。
そう考えてえて身震いするのでした。
そして私は、「自分にはこの岩壁は絶対に登れないのだ」と心底思いました。

多くの人々が福音の前に立って、「信じられたならば、どんなに良いことだろうか。
でも、むずかしすぎる。
とてもやりとげられそうもない」とあきらめるのです。

自分の能力に落胆する人にとって、きょうのみことばは慰めそのものです。
福音は文字どおり、うれしい知らせです。
福音は、垂直の岩壁をよじのぼることではないからです。

「神からの賜物」と使徒パウロは叫びました。
「自分自身から出たことではありません。
あなたがたの誤った想像が、救いを困難なものにしているのです。
神は私たちすべての人に贈り物として救いを与えるつもりです」と。

問題は、私たちの心に、それを慕い求め、受け取る備えがあるかどうか、ということです。

このことはすでに詩篇100篇で歌われています。
「主が、私たちを造られた。
私たちは主のもの、主の民、その牧場の羊」。

主よ。
恵みのみわざを私たちにも行ってください。
私たちの心は、イエスにある平和を求めます。アーメン

God Bless You!!


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