2018年10月27日(土)の手紙

2018年10月27日(土)


『それは、キリストについてのあかしが、あなたがたの中で確かになったからで…。』コリント人への第一の手紙1章6節


「では、昭射治療を六回ばかり行いましょう」と、医者が患者に言ったとします。
照射とは、病気にかかっている手足に、懐中電燈の光を当てるようなことではありません。
本当の照射は、皮膚の下にまで届き、細胞組織に強力に作用するのです。

イエスにある恵みの福音は、懐中電燈の類ではありません。
この福音に自分をさらす人には、大都市コリントの人々の場合と同じことが起こります。

福音は私たちの内側に強力に作用する光線であることを、その人は認めます。
その光線は骨と髄にまで達するのです。

聖書はこの福音の力強い作用を、数々の表現で語っています。
例えば、預言者エレミヤの口を通して次のように語られます。
「わたしのことばは火のようではないか。
また、岩を砕く金槌のようではないか。主の御告げ」。

またイザヤを通して主は言われます。
「わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。
必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる」。

さらに詩篇は歌います。
「主はみことばを送って彼らをいやし、その滅びの穴から彼らを助け出された」。

使徒パウロから手紙を受け取ったコリントの人々は、福音の力を経験した人々でした。
福音は彼らを癒し、彼らを救ったのです。

おそらく私たちも言うでしょう。
「福音がこんなにも力強く私の人生に働くとは思ってもみなかった」。

さて、私たちには次のようなことも起こります。
照射を恐れたおかしな病人の話です。
彼は健康な足のほうを照射にさし出したというのです。

私たちも同じようなことをするでしょう。
愚かにも。
しかし私たちは、病む部分をこそ、神のみことばにさらすべきです。

主よ。
福音の力を私たちにもお示しください。アーメン

God Bless You!!


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