2012年4月28日(土)

2012年4月28日(土)


『イエスは言われた、「よく言っておくが、あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」』ルカによる福音書23章43節


十字架につけられた犯罪人は、救いを保障されるような、どんな事をしたというのだろうか。
彼は人生を無駄に過ごしてきた。
赦しを懇願するなんて、彼は自分を何様だと思っていたのだろう。
彼はイエス様の事を群衆の前で嘲笑ったのではなかったか。
いったい、どんな権利があってこんな事を言ったのか。

「イエスよ、あなたが御国の権威をもっておいでになる時には、わたしを思い出してください」
あなたは知っているだろうか。
私達にもそう祈り願う権利がある事を。

十字架につけられているのは、あなたと私だ。
身を覆うものもなく、愛する人々から引き離され、見捨てられ、希望のかけらもない。
それが私達だ。
懇願しているのは、私達だ。

私達には誇るべきものはない。
良き行いを数え上げる事もできない。
十字架上の神の前では、どんな犠牲も愚かに見えてしまう。

私達には、あの強盗のように、最期の祈りがある。
そして私達は、あの強盗のように、祈り願う。
その時、私達は、あの強盗のように、恵みの声を耳にするのだ。

God Bless You!!


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