2012年4月26日(木)
『すべて主を待ち望む者よ、強くあれ、心を雄々しくせよ』詩篇31篇24節
インドの伝説に、猫を怖がっていたネズミの話がある。
ずっと猫が怖かったネズミは、ある日魔法使いのところに行って、自分も猫に変えてもらった。
そのおかげで、ネズミの恐怖は解消された。
しかし、それは犬に出くわすまでの事だった。
そこで魔法使いは、今度は犬に変えてやった。
ネズミが変身した猫が変身した犬は満足した。
が、それも虎に遭遇するまでの事。
魔法使いは再び、恐怖の対象である虎に変えてやった。
だが、その虎が猟師に会ったと泣き言を言って来た時、魔法使いはもう助けてやろうとはしなかった。
「もう一度、おまえをネズミに戻してやろう。おまえは身体は虎でも、心はネズミのままだからだ」
何だか身につまされる話だ。
外見は強そうに見せていても、内面はノミの心臓という人をあなたは何人知っているだろう。
私達は無理やり、恐怖をねじ伏せようとする。
あるいは富を蓄え、安心を物に求める。
名声を高めようとし、地位を手に入れようとする。
だけど、こうしたやり方でうまくいくのだろうか。
勇気とは、私達の内側で自ずと育まれていくものだ。
外部からの支えは、少しの間は役に立つかもしれないが、唯一、神によって内なる人格に与えられる時に初めて本当の勇気が生み出されるのだ。
God Bless You!!
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