2012年3月11日(日)

2012年3月11日(日)


『互に情深く、あわれみ深い者となり、神がキリストにあってあなたがたをゆるして下さったように、あなたがたも互にゆるし合いなさい』エペソ人への手紙4章32節


イエス様は、召使いの手ぬぐいを腰に巻き、たらいを取ると弟子達の前に膝をつかれた。
サンダルのひもをゆるめ、弟子の足をそっと持ち上げて、たらいの中に入れる。
そして水をかけて、足を洗い始められた。
ひとり、またひとり、ほこりだらけの汚れた足を、イエス様は丁寧に洗っていかれた。

あなたは知っているはずだ。
今、洗っているこの足が、これからどうなるかを。
この弟子達の足は、明日、彼らの師に従い、その正しさを弁護する事などない。
これらの足は、ローマ人兵士が来ると脱兎のごとく逃げ出すのだ。

ゲッセマネの園で、主は置き去りにされた。
だけど、ただひとり主を置き去りにしなかった弟子がいた。
それはユダ!! イスカリオテのユダだ!!

主は、弟子達がこの後、どんな行動をとるかをご存じだった。
だけど足を洗われた。
彼らが生涯、最も卑劣な行為をしでかす事をご存じだった。
だけど足を洗われた。

主は、私達にも願っておられる。
どんな風に、主があなたの前に膝まずき、どのようにしてあなたの足を洗われたのかを。
イエス様は、あなたに気付いて欲しいと願っておられる。
あなたの足は、今でもきれいなのだよ、と。

主は、彼らが罪を犯しもしないうちに、その罪をお赦しになられた。
彼らが慈悲を請い願うより先に、憐れみを差し出された。
その憐れみは、今あなたの前に差し出されているのだ。

God Bless You!!


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