2月11日(水)の手紙


『口と舌とを守る者はその魂を守って、悩みにあわせない』箴言21章23節


初代教会で柱として重んじられていたヤコブは、制御されていない舌の破壊力と危険性について語っている。

この事に気付いたのは、ヤコブだけではない。
自らの言葉に注意しなくてはいけないという忠告は、色々な文化の中にも受け継がれてきた事だ。

次の詩は、作者不詳だけれど、この事を良く表している。

ギリシャ人は名言した。
「舌は骨もなく小さく弱いのに、ボロボロに壊し殺してしまう」と。
ペルシャの格言は賢明にも語る。
「冗漫な舌は早死にを招く」と。
別の言い方もある。
「舌のせいで首を取られないように」というものだ。
アラブの賢人曰く。
「舌の大いなる貯蔵庫は心だ」と。
ヘブルの知恵者、金言の泉はほとばしる。
「足は滑るかもしれないが、舌は滑らせてはならぬ」と。
最後を飾って聖書が説く。
「舌を管理する者が、魂を守る」と。

ヤコブは、大きな森を燃え上がらせる小さな火や、巨大な船を嵐の中でも操る舵に舌をたとえているけれど、これは不思議ではない。

賢人の言葉から、学ぶ者になろう。
そして、舌を支配している心に見張りを立てよう。

God Bless You!!


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