12月30日(火)の手紙


『神はわれらの避け所また力である。悩める時のいと近き助けである』詩篇46篇1節


家は普通、雨露をしのぐように建てられている。
だけど、仮庵は違っている。

礼拝者達は、ユダヤの仮庵の祭の間、葉と枝で作られた小屋に住むけれど、その小屋が仮庵と呼ばれるためのひとつの条件は、屋根の隙間から星が見える事だ。
その家が、暑さや寒さ、雨や風から住人を守ってくれない事は明らかだ。

実は、そこに意味がある。
ユダヤ人達は、この脆弱な仮庵住宅に住む事によって、自らが神様に頼らなくてはならない存在である事を再確認したのだ。

だけど、預言者イザヤの時代、人々はまったく違った態度で暮らしていた。
彼らは、「まやかしを避け所とし、偽りを身に隠し」、それを自慢していた。

イスラエルの民が不敬で罪深いものを頼っているので、神様は預言者を通して「雹は、まやかしの避け所を一掃し、水は隠れ家を押し流す」と言われた。

私達は、自分の拠り所はまやかしではなく神様の真理だというように、本当に生きているだろうか。
仮庵は、それを吟味しなさいと呼びかけている。
仮庵の祭は、私達の人生は、神様の慈しみによって支えられていると再確認させてくれる。

神様の真理を避け所とするなら、どんな嵐が来ても恐れる必要はない。
なぜなら、全能の神様に頼る事ができるからだ。

God Bless You!!


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