12月14日(月)の手紙


2015年12月14日(月)

『わたしのいのちをお守りください。わたしは神を敬う者だからです。あなたに信頼するあなたのしもべをお救いください。あなたはわたしの神です』詩篇86篇2節


これが、優秀なリーダーの心境だろうか。

ダビデ王は祈った。
「主よ、あなたの耳を傾けて、わたしにお答えください。
わたしは苦しみかつ乏しいからです」と。

また、王である自分の事を、「あなたのしもべ」と呼び、哀れみを乞うている。
神の民を導くように選ばれた人が、神の助けを乞い求めているのだ。

リーダーの役割について時代にとらわれず考察しようとするなら、リーダーシップとは何かを改めて吟味すべきだろう。

リーダーの役割は、まず現状を明らかにする事。
最後の締めくくりに感謝を言い表す事。
そして、常にしもべであり義務を果たす人になる事だ。
実力あるリーダーを目指すならば、これがあらましだろう。

リーダーの資格のある人とは、唯一仕える事を学んだ人だ。

国王のダビデは、神の助けを求め続けたが、「しもべであり義務を果たす人」とは、そんな彼が自認していた自らの姿だった。

会社や学校、教会や家庭。
どこであれ、リーダーの立場に立つ人は、詩篇86篇に表される謙虚な姿を指針とすべきだろう。
「わたしは苦しみかつ乏しいからです」と語って神を信じ、神に頼るしもべであるリーダーこそが、最後には「主よ、あなたはわたしを助け、わたしを慰められたからです」とダビデのように言えるのだから。

God Bless You!!

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