11月7日(土)の手紙


2015年11月7日(土)

『売らずに残しておけば、あなたのものであり、売ってしまっても、あなたの自由になったはずではないか。どうして、こんなことをする気になったのか。あなたは人を欺いたのではなくて、神を欺いたのだ』使徒行伝5章4節


使徒行伝には、神が不正直を裁かれる、どきっとする出来事が記されている。

当時、信徒の中には、自分の土地を売って、その代金すべてを教会に持ってくる人がいた。
アナニヤとサッピラも同じように持ち物を売った。
だけど、代金の一部を手元に残しておきながら、全額持ってきたと嘘をついた。
彼らは褒めてもらえると思っていたけれど、突然倒れて死んでしまった。

この罰は、厳しすぎるだろうか。
確かに、この「多少」の嘘は、誰かの生命をおびやかすものではなかった。
だけど、「贈りもしない贈り物を自慢する者は、雨を降らせない雲や風のようだ」と箴言の御言葉は警告している。

ペテロは、「どうしてあなたはサタンに心を奪われ、聖霊を欺いたのか」とアナニヤに問い、更に「あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ」と言った。

私達は自分にまったく正直に、「私は神の御前に完全に正直です」と言えるだろうか。
正直に「少し」とか「ほとんど」という度合いはない。
完全に、100%の正直を、正直な人と言うのだ。

God Bless You!!


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