11月6日(日)の手紙


2016年11月6日(日)

『主は、「わたしは、決してあなたを離れず、あなたを捨てない」と言われた。』へブル人への手紙13章5節


旧約聖書のヨセフの物語に書かれている物忘れは、ひどいものだった。
ヨセフが、どれほど苦労して我慢に我慢を重ねたか、想像に難しくない。

ヨセフは牢に入れられていた時、王の献酌官に夢の解き明かしをした。
そして、献酌官は釈放される事になった。

その時ヨセフは、「それで、あなたがしあわせになられたら、わたしを覚えていて、どうかわたしに恵みを施し、わたしの事をパロに話して、この家からわたしを出してください」と彼に頼んだ。

ヨセフに恩義のある献酌官にとって、彼の頼みを思い出すのは優先順位の上位にあったはずだった。
だけど、献酌官がパロにヨセフの事を告げるまでに二年の歳月が流れた。
そして、ついにヨセフは自由になった。

地下牢にいた時のヨセフの忍耐を想像して欲しい。
自由になる唯一のチャンスが、去ってしまったように感じたかも知れない。
だけど、ヨセフには切り札があった。
神の臨在だ。
それは、私達にとっても同じだ。

苛立ち焦る時、いつも共にいてくださる神に助けてもらおう。
神は、私達の焦燥感を辛抱強さと信頼に変えてくださる。
忍耐とは、神の愛を疑う事なく神の時を待つ事だ。

God Bless You!!

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