11月24日(木)の手紙


2016年11月24日(木)

『わたしは、なんというみじめな人間なのだろう。だれが、この死のからだから、わたしを救ってくれるだろうか』ローマ人への手紙7章24節


ローマ皇帝は、法律を守らせるために残忍な刑罰も正当な手段だと考えていた。

殺人犯の背中に被害者の死体を縄でくくりつけて、死刑にする方法はその一例だろう。
その縄を解く事は、誰にも許されてはいなかった。

この恐ろしい刑罰は、ローマ人への手紙7章に記されたパウロの言葉を思い出させる。
パウロは、何か死んだものが自分にくくりつけられ、どこに行ってもついて来るように感じていたのだろう。

私達は、神様の子どもとして、純潔と聖さを切望している。
だけど、「死のからだ」を縛りつけられたような生々しい自分を感じて、どうする事もできない時がある。

私達は、キリストを信じて新しく造られた。
また、肉体そのものは悪ではないとわかっている。

だけど、肉体が罪を犯す傾向は、常に付いて回る。
だから、パウロと同様に、「だれがこの死のからだから、私を救い出してくれるのでしょうか」と叫びたい気分になる。

パウロは8章で、自分の叫びに応え、私達はキリストの赦しにより、永遠の有罪判決から解放されたと語っている。
心の内に住んでくださる聖霊様が、私達に神様の御心をなす力をくださり、死んで朽ちてゆく肉体も、天国で贖っていただけるのだ。

だから、私達は肉体の呪縛から逃れられないと絶望する必要はない。
主は、すでに勝利を与えてくださっているのだから。

God Bless You!!

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