11月19日(水)


366日の手紙


2014年11月19日(水)


『シモン・ペテロが答えて言った、「あなたこそ、生ける神の子キリストです」』マタイによる福音書16章16節


ペテロを、「もろい石」と表現した作家がいる。
「石」と「もろい」は、相反する言葉だけれど、ペテロという人をうまく言い表している。

私達は、この相反する有様を、彼に見続ける。
勇気ある信仰と感心した次の瞬間には、大失敗を見せつけられる。

ペテロが、「あなたこそ、生ける神の子キリストです」とイエス様に言った時、イエス様は彼にこう言われた。
「そこで、わたしもあなたに言う。
あなたはペテロである。
そして、わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てよう。
黄泉の力もそれに打ち勝つことはない」と。

ペテロは「小さな石」という意味だけれど、その名の通りイエス様に十字架にかかるのを思いとどまらせようとしたり、三度もイエス様を知らないと言ったりして、「もろさ」をあらわにした。

もろい石のペテロは、私達の力や能力がどれほどのものであったとしても、この世の試練を乗り越えるには十分ではない事を教えてくれる。

一方、キリストの強さにゆだねて任せるなら、主に助けられるだろう。
自分の弱さを認めて、キリストに頼る以外に道がないと覚悟を決めるなら、キリストによって強められ、困難に立ち向かう事ができる。

私達はみんな、ペテロのように「もろい石」だ。
だけど、私達が弱い時に、主の力が完全に現れる。
自分の弱さを認める時、初めて主にあって強くなれるのだから。

God Bless You!!


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